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★ 緊張感がつくる美しい立ち姿 ふだんから大勢の中で一人として、目立たないようにしていると、不思議なことに、立ち姿がだらしなくなります。 これは人間の特性で、自分が特定されていないとなると、ホッとして、安心感が外見に出てしまうそうです。だから一般女性にO脚が多いのです。 ところが有名人やタレントなど、顔が分かっている人は、そういうわけにはいきません。 外に出たら、どこから見られているか、誰から注目されているかわかりません。そこで特に背中への目を意識して、背筋をピンと伸ばすのですが、これだけで、立っている姿が美しくなります。 あるモデルさんによると、両膝頭を内側に締めるとO脚がスラリと伸びて、美しく見せることができるそうです。試してみましょう。 また、おへその位置を持ち上げるつもりで、視線を上に向けると、立ち姿がよくなるということです。 立ち姿の悪い人は、学生時代からレベルの低い仲間とつき合ってきた、と見てもいいかもしれません。靴をひきずって歩いたり、地面に座り込んだり、教室にいてもいぎたなく居眠りしたりと、レベルの低い人は、まっすぐ立っていないようです。それはいつも許し合う仲間とだけいるからです。 これは職場でも同じで、緊張感を持つ必要のない人間関係の中にどっぷり浸かっていると、立ち姿は必ず崩れてきます。 これは一般論ですが、内勤の女性は外勤の人より立ち姿がよくありません。 ★ 上等の靴をはいて出かけよう 女性でも大会社の受付や秘書室勤務となると、断然立ち姿がきれいです。これはレベルの上の人たちに囲まれているからで、だからこそ、恋愛相手にも恵まれるのです。 もしあなたが立ち姿を美しくしたいのであれば、できるだけ、上位の人の出入りする場所に行くことです。 たとえば、一週に一回でも、大ホテルのロビーやアーケードを一人でゆっくり歩いてみましょう。それだけで驚くほど、立ち姿が緊張した美しさに変わるはずです。 このときは何人かでおしゃべりしてはダメ。一人でときどき立ち止まって、宝石や絵画に見入るくらいにすることです。 同じように美術館、大劇場や、高級住宅街も悪くありません。このときのコツは、自分のもつ靴の中でも最高級のものをはくと、不思議に脚がスラッと伸びるものです。 あるいはまた、日曜座禅の会に参加するのもいいでしょう。背中をピンと伸ばして座る習慣がつくと、立ち姿にもよい影響が出るものです。 もう一つ非常に大切なことは、立ち姿にその人のレベルが出るという裏には、立ったあとの乱れ方も含まれている点です。 食卓でも仕事の机でもそうですが、後片づけをしない人の立ち姿が美しいねということはありえません。食べ散らかして平気な人は、立ち姿も、どこかだらしないものです。人の性格は必ず、立ち居振る舞いに出てしまうことを知っておきましょう。 |
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