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★ 周りの人から見えている「あなた」 試みに、二人で話しているところを、なにげなく観察してみましょう。 片方が早口でしゃべり、もう片方がゆったりと話していると、なぜか早口の人のほうが、下位に見えませんか。 男同士でいえば、部下が一生懸命報告し、上司がときどき相づちを打つ、あるいは指示を与えている姿に見えるでしょう。 女性同士だと、早口でしゃべっているほうは下位に見えなくても、下品に見えます。 もちろん頭の回転は、いいに違いありませんが、全部が全部、すばらしいことをいっているとは思えません。 むしろ早口の人は、単に夢中になってしゃべっているだけであり、意味のないこと、ムダなこと、役にたたないことのほうが多いのです。早口は昔から「小鳥のさえずり」と形容されましたが、やかましいだけ、ということでしょう。 特に訪問先で、機関銃のようにしゃべりつづけたら、相手の時間を無視することになりますし、客を迎えたときも、一方的にしゃべっていたら、相手に不快感をもたれて当然です。 ★ 早口でのしゃべりは相手の考える力を奪い、自分の魅力も奪っている 男性との会話で、女性が早口でしゃべってよろこばれることは絶無です。それは「結婚したら、文句の多い妻になる」と、信じられているからです。 もともと一日の会話量は、男の一万語に対し、女性は二万語と、約二倍しゃべらないと気がすまない、といわれています。 ところが早口でしゃべる女性は、三倍から四倍の量に達するため、ほとんどの男は、「かんべんしてくれ」となるのです。 女性は知らないかもしれませんが、男同士のダベリの中で「うちのワイフはペラペラしゃべるので、恥ずかしくて人前に出せない」という話は、とてもウケるのです。 それだけ男たちは、下品な女と結婚してしまった、という悔いをもっているのです。 正確にいうと、下品でなく大人になっていない、ということです。 小学校から大学までの学生生活を思い返すと、小さいときほど、おしゃべりしていたはずです。大学の教室になると、ワーンという声の固まりは聞こえなくなりますが、中学、高校の教室は、それこそ蜂の巣を突いたようだったでしょう。 つまり大人になれば、話していいこと悪いことを分類して、話すことになるのですが、それができない女性は、結局下位になるのです。 なぜ早口でしゃべってはいけないかというと、相手の考える力を奪ってしまうからです。ときには相手を、疲労困憊させてしまうでしょう。 これではお世辞にも、上品とはいえません。会話とは、互いに楽しむためにあるのですから。 おしゃべり好きのあなただったら、今日から会話量を半分にしませんか? もしそんな心構えで合コンに行ったら、たちまち男たちからモテるかもしれません。 男たちが敬遠していたのは、実はおしゃべりだった、ということは少なくありません。 早口でのおしゃべりは、あなたの魅力を奪っていたのです。 |
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