|
★「でも」「しかし」「だって」をやめよう テレビの討論番組を見ていると、一人ひとりが勝手なことを言っています。それもほとんどが、相手の話をさえぎったり、否定しています。 聞いていて、あまり気持ちのいいものではありません。この世の中には「人間の数だけ意見がある」といわれているように、自分の意見を押し通すことは、所詮ムリです。 ところが、自分のことになると、私たちは夢中になって、自分の考えの正しさを主張しがちです。ときには、気がつかないうちに、声が大きくなって、周りから嫌われることになってしまいます。 「でも」「しかし」「だって」は、相手の話をさえぎり、否定するときの慣用句ですが、これをあまり使いすぎると、「きつい人だなあ」という目で見られることになるでしょう。 では、なぜ人の話を否定するのでしょうか。 基本的には、自分の話を聞いてほしいし、それに賛成してほしいからですが、その裏には、自分の知っている話題にもっていきたい、という意思が働くのです。 つまり、相手の話に巻き込まれると、まったく知らない話題になる恐れがあるので、 「だって、そんなことより、こっちのほうがおもしろいよ」 などと、くわしい知識や情報をひけらかそうとします。 ここでわかることは、相手の話を楽しそうに聴ける人は、 @ 知識や情報に自信がある A 基本的な教養をすでにもっているので、むしろ話題を広げたい B 知らないことは知らないといえる、おっとりした性格 この三つをすべて持ち合わせているか、それとも一つでも備えている人です。 このタイプの人は、見た目にも非常に上品です。 ★ フェミニンな装いで話し方を変えよう 人は服装によっても話し方が変わることをご存知ですか。 同じ女性であっても、不思議なことに、ジーパン姿で話していると、相手をやっつけたくなるような戦闘的な気分になりますが、ロングドレスで話すと、あまり相手を否定する、きつい言葉を出さなくなるようです。 これは男性(女性)化、異性装という心理で、一人の問題ではありません。 ゲイ、ホモの人の話し方は女性的ですし、女性プロレスやレズのタチ(男)の話し方は乱暴です。 秋葉原の萌え系のお店で働く女性たちは、ご主人様にかしずくメイドそのものです。これはかわいい女給仕スタイルを装っているからです。 この装いと話し方、あるいは聴き方は、非常に密着しているので、もしあなたが、むやみに相手に反発するようなら、ヘアスタイルをロングにするとか、フェミニンな装いに切り替えることです。 舞妓さんの化粧や衣装をしたら、どんなにそれまで乱暴な口を利いていた女性でも、とたんに借りてきた猫のように、おとなしくなるのです。 上品な話し方をしたい、と願うなら、フェミニンな装いをしましょう。上品な香水をつけたら、もう下品な話し方、聴き方はできなくなります。 |
|
||||
Copyright (C)2016. 大人の女性の品格は、気品・気づかい・マナーでつくられる All rights reserved. |