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★ 「他人に長く、身内には短く」 ワンランク上に思わせる話し方をする場合は、少し長めに表現するのがコツです。 「申しわけありませんが」 「たいへん申しわけありませんが」 「お忙しいところ、たいへん申しわけありませんが」 この三つを比べれば、長めに表現するだけで、敬意を払っていることがわかるでしょう。 実際には「ありません」ではなく「申しわけございませんが」というのが敬語になりますが、それを知らなくても、十分上品な感じが伝わります。 反対に、語尾を長くする方法もあります。 「ください」 「くださいますか」 「くださいませんでしょうか」 これも、長いほうが丁寧です。 これらは他人に対しての場合であって、身内に対して反対に短くすることが多いのです。もちろんすべてではありませんが。 「社長さんは、ただいま、お出かけになっております」 「社長はただいま、お出かけになっています」 「社長はただいま、お出かけ中です」 「社長はただいま、出ております」 これは最後の応対だけが正しい表現で、あとは全部間違いです。身内に敬語を使ってはいけません。家庭でも「主人はただいま、出ております」が正解です。 ★ 単発単語はもうやめましょう この「他人には長く、身内には短く」という言葉や文章は、外国語でも同じですから、世界的に共通していると考えてよさそうです。 ですから、いかに長めの表現をするかを工夫すれば、あなたも明日から、上品な言葉が使えるのです。 下品な話し方をする女性は、ほとんど、 「やっぱ、そうだよ」 「チョーキモイよ」「もうキレタ」 「マジかよ」「エッチする?」 このように、言葉が単発で出てきます。 これらは身内言葉です。 だから品がなくてもかまいませんが、その代わり、これをそのまま他人にぶつけたら、その人は眉をひそめるでしょう。 気品のかけらもないからです。 |
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