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★ あなたの教養が疑われる瞬間 上品というと、すぐ「お澄まし顔」を思い起こす人もいるでしょうが、お澄まし顔が上品なのではなく、そういう自信のある顔を見せられる、教養が大切なのです。 基礎教養は学校で習うものではありません。自分で身につけるものです。よくいわれる言葉に「習うより慣れろ」というものがありますが、習ったものはどうしても忘れがちです。しかし習慣として身につけたものは、何歳になっても忘れません。 いまパソコンやケータイが全盛ですが、これだと、自分の指で文字を書くわけにはいきません。だから漢字を覚えることは不可能です。 「○○株式会社 社長 ○○○様」 「○○○○先生」 「○○株式会社 総務部御中」 こういった文字にしても、入力するより、一回、自分で書くと「なぜそうしなければいけないのか」の疑問が起こります。この疑問を解決できてこそ、基礎教養が身につくのです。 一度、秘書検定試験問題集を解くことを、おすすめしたいと思いますが、秘書にならなくても、三級から二級までマスターすれば、ほぼ自信がつくでしょう。 それは別として葉書や手紙の場合、「社長」という文字を名前の上に置くことを知れば、社長様、部長様とならないことが、わかるでしょう。 また「先生」はすでに敬称であり、ここに「様」をつけたら、二重敬称になってしまいます。職場でも「○○部長」「△△常務」と呼ぶのがただしい呼び方です。 また「御中」とは字の通り、職場や組織の「中」を意味するので、個人につけてはならないのです。 ★ 敬称の使い方で恥をかかないために 近ごろはセールス、営業時代とあって、話し言葉に敬称をつける人がふえてきました。 面と向かって、「青木様は」といわれると、からだがくすぐったくなりますが、基本的には「青木」という名字をとって、いかに呼びかけるかを考えることです。 そこで、先生、社長、部長、ご主人様という敬称が浮かび上がってきます。女性であれば、奥様、お嬢さま、あるいは職場の役職名でもかまいません。 あまり上品でない母親になると、自分の子どものことを話すのに、「○○ちゃん」「○○くん」と呼んでいますが、これは見苦しいので止めることです。 いくら上品そうに振舞っても、成り上がりと思われてしまいます。 |
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