大人の女性の品格は、気品・気づかい・マナーで作られ、日常の立ち居振る舞い・身なり・上品なしぐさ・優しい言葉づかいで決まる!

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「上品な人」と「上品ぶる人」は根本的に違う




★ 周囲の雰囲気をこわさない心配り

上品な人だから、いつもおっとりと、静かにしているわけではありません。ここをカン違いする人が、けっこう多いのです。


活発な女性は「私は庶民的だから、上品は似合わない」と思うかもしれませんが、そんなことは、まったくありません。

というより、24時間、上品にしつづけることは、間違いだと思うのです。むしろ場の雰囲気に合わせて、賢く身を処せる人こそ、本当にすばらしい女性だと思うのです。

たとえば、広い芝生での談笑であれば、少々はしたない声を出しても、誰に迷惑がかかるわけではありません。

みんながオリンピックやワールドカップで、夢中になって応援しているなら、自分もその輪に加わってハメを外して熱くなるほうが、好かれるはずです。
かえって下品な人ほど、「なにをそんなに夢中になっているのよ」と、しわんばかりに、仲間に入ろうとしません。

かりに職場で全員がテレビに見入っているのに、一人だけ机に向かって仕事していたらどうでしょう。?かえって変人だと思われてしまいます。

実は、ムリに上品に振舞おうとすればするほど、変人に見られることも、知っておきましょう。必ず周りから「自分だけ上品ぶって」という声が起こるはずです。

これは、場の雰囲気が読めないからです。
@ 熱い雰囲気のときは、自分も熱く
A 温かい雰囲気の場では、笑顔を絶やさず
B 冷たい雰囲気のときは、声を潜めて
C 沈滞している雰囲気の場では、キビギヒと

日常生活では、こういったさまざまな場面が出ていますが、雰囲気をこわす態度では、つき合いにくい人に思われてしまいます。


★ お土産をいただいたときのマナー

特に人を訪ねたり、迎えたりする場合は、時間も大切になってきます。


あまり長居しては失礼ですし、かといって短すぎてはご馳走などを用意してくれた相手に無礼です。念のためにいうと、古い作法では、お客様が持参した菓子類は、その場で開けないものとされてきました。

しかし現在では、座をにぎやかにするために「開けさせていただいて、よろしいでしょうか?」と、むしろ、その場でいただくほうがマナーとなってきました。とはいえ、ここが訓練のしどころですが、年齢が上の客に向かっては、いわないほうが無難です。

というのは、客としては、自信のある土産物ばかりとは、かぎらないからです。


いただいたほうは、とっさにどの店の品かを、判断しなければなりません。品がある女性ほど、質の高い店名を知っているべきです。

またかりにメロンだな、と思ったら、絶対開けてはダメです。店側では、数日後に熟れる品を包んでいるからです。そんなことも知らないのかと、客に思われたら、あとでなにをいわれるかわかりません。

もちろん、こちらでケーキを用意していたとき、同じくケーキを買ってきた客の品を開けるのは最低です。比べるようで、たいへんな失礼に当たるからです。

なおこれも年齢が若いと、なかなかむずかしいことですが、他人の家や事務所に伺ったときは、なにか一つほめるのが礼儀です。

庭や部屋をほめるのは一般的ですが、目についた絵画や壷でもいいでしょう。「私にはよくわかりませんが、すばらしいですね」といえば、けっして悪く思われません。

ドキドキして、ほめ言葉が出ないときは「静かですねえ」だけでもかまいません。



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「上品な人」と「上品ぶる人」は根本的に違う
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