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★ 忙しい朝こそ余裕のある食事を 誰でも知っているように、不規則な食事を続けていると、体に変調をきたすだけでなく、人相も悪くなり、精神的にも余裕のないイライラした状態をかもし出すようになります。要するに、ふっくらしていた顔が、ギスギスした顔になると同時に、性格的にも投げやりになってきたりします。 朝食などを抜いていると、不思議なほど、男も女も、悪いほうで似通っていくのです。 これは朝食を抜くという、栄養学的なマイナスのほかに、あわただしく駆け込む毎日をつづけることで、心の余裕がなくなるというマイナスがあるからです。 さらに、そういう習慣をつづけていけば、上司から注意される回数がふえていくかもしれません。そういう生活を数年つづけたら、もう人の上に立つ品位がなくなってしまうのです。 もともと品とは、中国の官位の等級だったようです。最上位を一品(いっぽん)として最下位が九品(くぽん)だったのです。 悪い週間をつづけていったら、結局は、中国の九品ぐらいの地位にしかつけなくなってしまうのです。 ★ 不健康で上品な人はいない 女性社員の中には、美容上から、朝食を抜く人も少なくありません。たしかにこれは重要でしょうが、会社に入るということは、自分の時間を会社に売った、ということにほかなりません。 そうだとすれば、美容と仕事を同位置に置くのはヘンです。お腹が空いた状態で、いい仕事ができないとしたら、やはり仕事を優先すべきでしょう。 またやせたいのであれば、食を抜いてやせるのは異常であり、そんなことをすれば、皮膚にも異常が出るでしょうし、顔にも精気が出ません。 念のためにいえば、サプリメントを飲んで出勤する女性も大勢いますが、実はとても大きなマイナスに気づいていません。 それは水で飲むために唾液が出ない、という欠点です。唾液は消化液であり、これを出さないでいると、胃壁を弱くしていきます。 気品と唾液など、一見するとなんの関係もないように見えますが、出すべきものを出さないでいると、人間の体には、必ず異常が起こってきます。便秘でも同じです。 世の中は新商品を売るために、次から次と「朝食にはこれが必要だ」「これを飲めば朝食は不要だ」と、いかにももっともらしくいう専門家が、あとを絶ちません。 しかしそれらのほとんどは、一年足らずで消え去っていく一過性のものです。 サプリメントといっても、中身がなんであるか、誰も知らないのです。怖いと思いませんか。 そんな情報にまどわされず、昔からの生活習慣を信じて、朝食はできるだけ早い時間に食べないと、健康だけでなく、仕事にも美容にも、大きな悪影響を及ぼすことは避けられません。 不健康で、上品な人はいないのです。 |
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