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★ あなたの知的水準を上げる音楽 知的水準を上げる音楽と、自分が好きな音楽では、根本的な差があります。このことを知らない人は、驚くほど多いものです。さらに、この二種類の音楽を聴く人となると、ますます少なくなります。 考えてみましょう。 食事でもふだんのごはんと、ときにはフランス料理、懐石料理などの高級な食事の二種類を摂っていませんか? 服装でも、家の中のラフな格好と、外出時の正装の二種類を着分けているはずです。 言葉づかいでもそうですし、なんでも二種類ではありませんか? ところが音楽となると「私はロック派よ」「わたしはジャズ派」「クラシック以外、聴く気がしないわ」などと、趣味性を非常に強調します。 なかには誰々のピアノ以外、聴く気がない、と専門性を強調する人もいるくらいです。 なぜそうなってしまうのでしょうか? 自我を強調したいからなのです。 音楽で文化的な自己証明(アイデンティティ)をする人は、特に女性に多いといわれます。 結婚時の相性探しの材料となるからだ、と説明する学者もいるほどですが、たしかに、 「私とまったく同じ音楽の趣味だわ」 ということで、相手の男と急速に親しくなりそうです。 しかし、これでいくと、音楽の種類によっては、下品になりかねません。 事実、タンゴは退廃とセックスを表わした音楽としてスタートしましたし、日本の演歌も、場末の小料理屋で歌うのに適しています。 とはいえ、タンゴ、演歌、ジャズ、ロックその他の民衆音楽が不必要化といえば、それも違うでしょう。 |
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