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★ こんなやりとり、していませんか? 女性同士でよくあるケースですが、互いに主張し合って、なかなか決着がつかないことがあります。 「ここはよろしいのよ。わたくしに任せて」 「そんなことおっしゃられても、困りますわ」 言葉は互いに上品っぽくても、こんなやりとりを何回もつづけていたら、周りから冷ややかに見られてしまいます。 男たちの場合は、 「じゃ、今日は任せたよ」 のひと言ですんでしまいますし、そのほうがよほど上品です。 ところがほとんどの女性は、なかなかこうはいきません。レストランの支払いでもめていると、態度と言葉は優雅でも、「うわべ上品」と見られてしまいます。 ★ 遠慮しないのも品格を保つマナー これと反対に、むやみに遠慮する女性も少なくありません。 「ダメよ、わたしなんか」 「ムリムリ、できっこないわよ」 「そんなむずかしいこと、おっしゃるものではありませんわ」 などなど「ダメ」「イヤ」「ムリ」を繰り返すのです。 たしかに一、二回は遠慮しても「つつましく」、控え目という姿勢が美しく感じられますが、過度の辞退は「うわべ謙遜」に思われてしまいます。 では、あくまで遠慮するときと、「では----」と受けるときの差は、どういうものでしょうか? @ その場で、自分の地位(または夫の地位)、年齢、経験などが上だと判断したときは受ける A 過半数の人が受けているのに、あくまで自分だけ遠慮するのは、マナー違反 B みんなに迷惑をかけるときは、自分のことは我慢する C 座や場を、沈滞させるか明るくさせるかの際は、迷わず遠慮は捨てる この四つの点さえ、心得ていれば、どういう場であっても、レベルが上の女性だ、と見られることは間違いありません。 ズバリいうと、レベルの低い女性は、「そこに出席したら、何が起こるか」を、まったく考えていない人です。 結婚披露宴で、突然指名を受けて、オロオロする女性は、その時点でレベルが低いと思われてしまうでしょう。 これからの女性は、遠慮なく、つつましいから上品だ、とはいえないのです。若い女性社長を含めて、社会で活躍していきそうな女性は、食事にせよ、パーティーにせよ、むやみに遠慮はしません。 真の上品さとは、うわべだけでは出ないことを、心にしっかり留めておきましょう。 |
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