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★ 自分らしさ、忘れていませんか? この世の中には、自分と同じ人間が、どこか違う町にいると思われています。 あなたはこれまで、自分の生き写しの女性を見たことはありませんか?あるいは、そっくりなタイプを? ドッペルゲンガー(分身)と呼ばれますが、その分身でなくても、街で同じような化粧、似たような服を着た人を見る機会がふえています。 これは同じテレビを見たり、同じ雑誌を読むことで、似たような人間ばかりふえるということです。これだと、あなたでなくても、他人でもいいわけで、あなた自身のレーゾンデートル(存在理由)がなくなってしまうのではありませんか? たとえば、ある女性雑誌に大人気のモデルが掲載されたら、読者は争って彼女が身につけているファッションを手に入れようとしますが、これだとあなたの全身がそのモデルのドッペルゲンガーになってしまいます。 もちろん多くの女性の中には、なにを着ても、自分らしさを出せる人もいるでしょう。しかし、そういう人ばかりではないのです。 ★ 似合うもの、似合わないものに気づく こんな話があります。 年収の高額者だけが集まる結婚相談所のパーティーに出かけたとき、ある女性は、最高級のアクセサリーをつけて出かけましたが、なんと、同じネックレスをしていた女性がいたことと、おまけに腕時計も同じものをしていた女性がいたそうです。 さらに、驚いたことには、相手の女性のほうが、自分より断然似合っていて気品まで漂っていたということです。 そこで、彼女はいくら高価なものを身につけても、合わない人には、むしろ似つかわしくない、と悟ったということです。 昔から「真の仏像は祀ってくれる人を選ぶ」という話がありますが、本物の仏像は、つまらない人に買われると、なんの力も発揮しないようです。 本当に信じる人の家に祀られると、無限の法力を示して救うのだそうですが、アクセサリーにしても、ただ、ぶら下げられるだけでは、光り輝かないのではないでしょうか? 最高級のアクセサリーになると、一人ひとりの職人が心を込めて制作します。 それだけに、心の美しい人、気品のある人によって扱われれば、より美しさを発揮すると思われます。 そうなるためには、個性を磨き、ほかの女性より、傑出した振る舞いができなければなりません。そのためには、他人と同じ時間を持たずに、静かな一人の時間こそ、大切になってきます。みんなが見ているテレビドラマにかじりついていては、個性が出ないのです。 |
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