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★ 自分が知りたいではなく、「あなたを知りたい」質問を 会話をする時は、上手な質問をしてあげることが重要になります。 質問をするということは、相手の話に興味を持っているというメッセージにもなり、質問されたほうは、相手に好感を持ちます。ただし、注意しなければいけないポイントがあります。 それは、「自分が知りたい」ではなく、「あなたを知りたい」という質問でなくてはいけないということです。 具体的には説明しましょう。たとえば、次のような場合です。友人が新しい素敵な洋服を着ていたとします。 @ 「それ、新しい服でしょう。どこで買ったの?」 A 「いつもセンスいいね。どうやって選んでいるの」 ★ 相手に「私のことを知りたいのだ」と思わせる質問を @の質問は、ひと言で簡単に答えられる質問であり、最初の質問には適しています。 ところが、続けて「どこのブランド?」「いくらしたの?」などと矢継ぎ早に聞いてしまったら、相手はどう思うでしょう? この手の質問は、自分が知りたい事実や情報を絞り込むためのものであり、あまりしつこく続けられると、新聞記者の取材や、警察官の取調べのような印象を相手に与えることがあります。 対して、Aの質問は相手に洋服選びのこだわりを聞いているものです。 相手は自分の気持ちを話すことになるので、「私のことを知りたいのだ」という印象を持ちます。 @の質問は、事実を答えるだけですが、Aの質問では、自分が思っていることや大事にしていることを幅広く答える必要があるからです。 ほかにも、「どうしてこのブランドが好きなの?」とか、「ブルーの福をよく着ているよね。どうしてブルーが好きなの?」なども、Aタイプの質問で、相手を知りたいというメッセージが伝わります。 ★ クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンを使い分ける @の質問は、「クローズド・クエスチョン」と呼ばれるもので、YESかNO、またはひと言で答えられる性質の質問です。 対してAの質問は「オープン・クエスチョン」と呼ばれます。 会話の入り口には、クローズト・クエスチョンのほうが適していますが、意識してオープン・クエスチョンをすることにより、相手の気持ちをほぐして会話をより弾ませることができるでしょう。 簡単なオープン・クエスチョンのコツは、相手が詳しい話題、話したそうな話題を選んで質問することです。 そのためには、普段からなるべく相手の趣味や嗜好をよく知っておくことも必要になるでしょう。 【チェックポイント】 普段から相手を知り、質問のネタを探しておく |
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