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★ 視線を合わせないと相手に不安感や不信を与えてしまう 日本人は、会話する相手と視線を合わせることが苦手だといわれます。 一説には、昔の日本では身分の高い人を直接見てはいけないという習慣があった名残だとも言われますが、国際社会では相手と目を合わせないことは、マナー違反とされています。 会話中に視線を合わさないのは、相手に不安を与えるばかりか、「自分に自信がない」「隠しごとがある」「嘘をついている」などという誤解を招く行為だと思われるようです。 逆に、会話中に相手を見つめることで、相手に安心感を与えることが心理学的にも明らかにされており、日本人としても、なるべく相手と視線を合わせて会話することを心がけたほうがいいでしょう。 ただし、あまり相手の目をしっかり見ようと意識するあまり、ジロジロと凝視してしまっては、まるで猜疑心を持っているような印象を与えてしまって逆効果です。 そこで、なるべく優しく見つめるようにしましょう。 コツは、口元に微笑をたたえて、口角を引き上げることです。 つまり、優しい笑顔とともに視線を合わせることがポイントです。 最初は難しいかもしれませんが、鏡を見ながらトレーニングしてみましょう。 【チェックポイント】 優しい笑顔とともに視線を合わせるのがコツ 【大人の常識マナークイズ】 Q 会社で課長宛の電話を受けましたが、あいにく課長は福岡へ出張中です。この場合の返答として、もっともふさわしいのはどれでしょうか? @ 課長は外出しておりますが、お急ぎでしょうか? A 課長は出張で福岡におりますが、明日の午後には戻ります。 B 課長は外出しておりますが、どのようなご用件でしょうか? C 課長は出張中ですが、ご伝言を承りましょうか? A 正解は@です。 Aのように出張日程などの情報をあまり開示してしまうのはNGです。妖しげな相手ならBの対応でもいいのですが、やはりぶしつけな印象を与えてしまいます。@のような緊急の用件かどうかを確認するのがマナー上手。Cの場合は、こちらから、伝言を促すのはやや高飛車な印象です。相手に「伝言をお願いします」と言われてからの対応でいいでしょう。 |
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