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自宅にお客様を迎えるおもてなしのマナー




★ 玄関とトイレの掃除は特に念入りに行う

気持ちよく迎えるために、掃除はもちろん、御茶屋お菓子の用意をはじめ、お花を飾るのもいいでしょう。掃除はインターホンや玄関、トイレは特に念入りに。トイレットペーパーの残量も確認しておきます。飲み物は日本茶、紅茶、コーヒーと数種を用意しておき、お客様の好みに応じて出すことです。

お茶菓子の好みが分からない場合は、季節の和菓子が見た目も美しく、季節感を演出できるのでおすすめです。

玄関でお客様を迎える時は、エプロンは外すのがマナー。部屋に案内する際は、後ろ姿をお客様に見せないよう、体を斜めにして自分は壁側を歩き、お客さまには廊下の中央を歩いていただきます。部屋に案内したら、もてなす側がたびたび席を立ったりせず、お客様をひとりにしないように配慮します。

お菓子はお客様から見て左側、お茶は右側になるように並べます。絵柄入りの茶碗であれば、絵柄をお客様に向けて、茶たくに木目が入っている場合は、木目がお客様と並行になるように置きましょう。


★ お茶菓子に手をつけていない場合は、3回までオススメする

2杯めをお出しするなら、1杯めと同じではなく、別の飲み物をお出しするのが基本。

もし、お茶菓子に手をつけていなければ、3回まではおすすめしますが、それ以上は無理強いになってしまうのでマナー違反と心得ましょう。

予想以上に長居をされて困った場合は、「この後のご予定はございますか?」「お時間は大丈夫でしょうか?」などとさりげなく切り出します。ただ、迷惑そうな表情が顔に出ないように注意してください。

後にこちらの予定が入っているなら、「誠に申し訳ありません。じつは、20時から用事がありまして・・・」と告げても大丈夫。ただし、相手が目上の人の場合は控えるべきです。原則としては、相手が気分を害することのないように、それとなくこちらの気持ちをにおわせて、やんわりと帰りを促すのがマナーです。

見送りをする時は、自宅が一戸建てなら門の外まで。マンションであれば、エレベーターの前、あるいは階段の前まででいいでしょう。ただし、相手が目上の人であれば、マンションの場合でもエントランスの前まで出て行き、お客様の姿が見えなくなるまで見送るのがベストです。

お迎えの時より、見送りに礼を尽くすのがおもてなしの基本なので、お客様が気持ちよく帰ることができるような言葉をかけましょう。

「今日は本当に楽しかったです。ありがとうございます。また、お出でくださるのを楽しみにしております」など、楽しい時間を過ごせた感謝の気持ちを言葉にしてください。

【チェックポイント】

見送り時こそ最大限の礼を尽くすのがマナー





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