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★ 断るのに「申し訳ない」気持ちにさせてしまってはいけない 食事などに誘う場合、相手の人に必要以上に気を使わせないようにすることも大切です。 あまり張り切りすぎて相手の負担になります。 たとえば、なかなか予約が取れない人気レストランを首尾よく押さえたとしても、もし相手の都合が悪ければ、断るのに気が重くなりますと、「申し訳ない」という気持ちにさせてしまっては本末転倒です。 スケジュールが合わなくても、相手が気軽に断れるような誘い方をするのが上手な気づかいです。 たとえば、「お食事に行きませんか?」より、「タイ料理の××というレストランに行こう思うのですが、ご一緒いかがですか?」のほうが、「その店なら行ったことあるから」とか「タイ料理はちょっと苦手で・・・」などと、断る理由もつけやすいはずです。 この場合、お店をはっきり提示して誘うのもポイントです。 値段もイメージできるし、「高級過ぎて気が重いな」とか、「そのお店はカジュアル過ぎて趣味が合わない」などと相手が思えば、イエスかノーの判断もしやすいでしょう。 こちらが誘う場合は、受けてもらえばラッキーと割り切り、イエスの返事を期待し過ぎないスタンスでいるのが原則です。 【チェックポイント】 イエスの返事を期待し過ぎないスタンスで誘う 【大人の常識マナークイズ】 Q 取引先との商談が不調に終わり、見送る段になって「見送りは結構です」と先方に言われました。この場合の見送り方として、どのようにするのがいいでしょう? @ 応接室を出たところで、お礼を言って見送る。 A エレベーターホールの手前でお礼を言って見送る。 B エレベーターが閉まるまで、お辞儀をしながら見送る。 C 一緒にエレベーターに乗り、玄関ホールまで見送る。 A 正解はBです。 たとえ商談が不調に終わっても、丁寧に見送るのが原則。相手の姿が見えなくなるまでお辞儀をするのが礼儀です。Cのほうがより丁寧ですが、「見送りは結構」という相手に対して、少しやり過ぎという感じがします。ただ、頻繁に顔を合わせ、親交の長い取引先の方に「見送りは結構」と言われた場合は、応接室の外で見送っても大丈夫でしょう。 |
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